がれき問題で要請【その2】
↓自民党県議団会長と
22日、佐賀県議会最終日、玄海原発プルサーマル裁判の会のメンバー6人は、議会各会派にがれき問題で要請に行きました。県担当者とも話をしてきました。前日に「がれき決議」が見送りとなった直後の行動。
また、前日に続き、がれき問題と安全協定締結要請で自治体を3人でまわりました。2日間で県西部の武雄市、鹿島市、多久市、小城市、有田町、大町町、江北町をまわれました。(安全協定では唐津市、伊万里市、嬉野市には3月上旬にまわっていて、その続きです)
感想として…
■県の担当者は反対意見、慎重意見もある程度、情報を集めている。国が説明責任を果たしていないと感じている。
私達が市町をまわっていることも伝えると、あわててそのことをメモしだした!市町からの問合せにどう答えるかを、気にしている。
■市町は、具体的な問題点、科学的根拠などをほとんど知らない。これを首長、担当者、議員全員に配布するのは効果的。
最後、受け入れるかどうかは協定書を結んでいる処分場の地元の合意がいる。区長などにも、私達の持っている情報を伝える必要がある。
いくら市民団体が何か言っても、右から左へ受け流されてしまうところがあるが、地元の声には配慮せざるをえない。
■廃棄物処理に関して、ゼニになるので「キナ臭い」話がいっぱいある。このあたり、もう少しつかみたい。
以下、具体的な報告。いつもそうですが、こういうのって、言葉だけでなく、態度、ふるまいで、その人の立場がわかります。
①県議会
県民ネットワーク・徳光清孝県議、自民党・石丸博県議に直接、要請書をわたした後、今回の「受け入れ」決議の推進者、宮崎泰茂県議(1人会派)の控室へ。本会議開始前なので、わたすだけのつもりで控室に行くと、マスコミが先回りして待ち構えていました。
冒頭、「やかましく言わんでください」と苦笑い。「19日に総理大臣から要請があったので、それにこたえて、みんなでなんとかしようということだ」
<去年、県議会質問で、再稼働の最終判断で「菅総理に来てもらえ」と言っていたこととダブる>
<こちらから15点の問題点を指摘すると>「そこは勉強させてくれ。そう簡単に除去できないのはわかってる」
<最後に15点目の利権の話を触れると>「利権というが、これは違うと思うよ。利益のために受け入れるという考えを我々はもたない」と一段と大きな声で苦笑いで答えました。
<政務調査費もあるんだから、これらの疑問を調べてくれ、と要請>「議員にできること限られているからわかってくれ。これから現地視察にも行ってくる」
②佐賀県庁循環型社会推進課副課長
「徳島県庁の回答は見ている。また広域処理は全体の2割という話も、報道などで出てこないのはおかしいと思う。国になぜ広域処理なのかを質問はしている。回答はまだないが」「菖蒲地区のクリーンセンターという話も宮崎県議から出たが、地元合意が必要だろう」「環境省からの説明会は、市町担当者の間にはいって調整中」
<広域処理に反対・慎重な意見があるということを県、知事もどんどん発信してくれないか。1市民が言うのと、知事が言うのではマスコミ反応違ってくる、と要請>
「情報の裏づけがとれないと難しい点もあるので...」
こういう問題があるとか、この点を確認中とか、いうだけでも出してほしい、と強く要請。全市町の首長と議員にも要請してまわっている、と伝えると、それまでメモを一切とっていなかったのに、急にメモをとりはじめました!市町からのつきあげに弱いんですね。
③武雄市政策部長
議会中ということで、役職のない担当者が対応、ざっと話して、処分場のある地区の区長さんの連絡先を教えてくれないか尋ねました。すると、返答に窮し、部屋を出て行きました。しばらくして、政策部長を連れてきました。
「先方に了解を得られれば、伝える」と。それはそうでしょうね。ただ、うがった見方をすると「市民団体の意見をほどよく聞いておいて」ということだったのかもしれませんが、区長の話が出て、これはちゃんと対応せんばということで部長が急遽出てきたのかもしれません。
④武雄市議会事務局長
「11月の市長のがれき受け入れ表明後、いろいろな意見が寄せられたので、それらを踏まえて議会で決議したところだ。議員でも放射能について熱心にいう人もいた。それらを十分ふまえているつもりだ」
<今回の決議を見たが、放射能問題について国まかせで、11月から市で独自に取り組んだあとが見られない、と指摘>
「がれきの山を見て、なんとしかしたい、それだけです。」
結局、それだけ!と自己暴露。
⑤K市議会議長
安全協定問題、結んでおかないと知事、玄海町長のいいなりで再稼働になるよ、と指摘すると...
「そういう言い方をするのか。鹿島市は鹿島市の立場でやっている。そういうことをいうなら、陳情はこうだ(投げ捨てるしぐさ)」と威圧。
いくつかの問題点を指摘すると、「専門家じゃないからわからない」と逃げる。
そのくせ、「うちは議員も勉強しない、市民がだめだ。みんな関心もたない」と市民批判。
12月に行った時はがれき問題で武雄市長をぼろくそ言ってましたが、その前7月に訪ねた時は「玄海は福島と違う。再稼働いいんじゃないか」とこちらをせせら笑うような人でした。
↓佐賀県の担当者と
22日、佐賀県議会最終日、玄海原発プルサーマル裁判の会のメンバー6人は、議会各会派にがれき問題で要請に行きました。県担当者とも話をしてきました。前日に「がれき決議」が見送りとなった直後の行動。
また、前日に続き、がれき問題と安全協定締結要請で自治体を3人でまわりました。2日間で県西部の武雄市、鹿島市、多久市、小城市、有田町、大町町、江北町をまわれました。(安全協定では唐津市、伊万里市、嬉野市には3月上旬にまわっていて、その続きです)
感想として…
■県の担当者は反対意見、慎重意見もある程度、情報を集めている。国が説明責任を果たしていないと感じている。
私達が市町をまわっていることも伝えると、あわててそのことをメモしだした!市町からの問合せにどう答えるかを、気にしている。
■市町は、具体的な問題点、科学的根拠などをほとんど知らない。これを首長、担当者、議員全員に配布するのは効果的。
最後、受け入れるかどうかは協定書を結んでいる処分場の地元の合意がいる。区長などにも、私達の持っている情報を伝える必要がある。
いくら市民団体が何か言っても、右から左へ受け流されてしまうところがあるが、地元の声には配慮せざるをえない。
■廃棄物処理に関して、ゼニになるので「キナ臭い」話がいっぱいある。このあたり、もう少しつかみたい。
以下、具体的な報告。いつもそうですが、こういうのって、言葉だけでなく、態度、ふるまいで、その人の立場がわかります。
①県議会
県民ネットワーク・徳光清孝県議、自民党・石丸博県議に直接、要請書をわたした後、今回の「受け入れ」決議の推進者、宮崎泰茂県議(1人会派)の控室へ。本会議開始前なので、わたすだけのつもりで控室に行くと、マスコミが先回りして待ち構えていました。
冒頭、「やかましく言わんでください」と苦笑い。「19日に総理大臣から要請があったので、それにこたえて、みんなでなんとかしようということだ」
<去年、県議会質問で、再稼働の最終判断で「菅総理に来てもらえ」と言っていたこととダブる>
<こちらから15点の問題点を指摘すると>「そこは勉強させてくれ。そう簡単に除去できないのはわかってる」
<最後に15点目の利権の話を触れると>「利権というが、これは違うと思うよ。利益のために受け入れるという考えを我々はもたない」と一段と大きな声で苦笑いで答えました。
<政務調査費もあるんだから、これらの疑問を調べてくれ、と要請>「議員にできること限られているからわかってくれ。これから現地視察にも行ってくる」
②佐賀県庁循環型社会推進課副課長
「徳島県庁の回答は見ている。また広域処理は全体の2割という話も、報道などで出てこないのはおかしいと思う。国になぜ広域処理なのかを質問はしている。回答はまだないが」「菖蒲地区のクリーンセンターという話も宮崎県議から出たが、地元合意が必要だろう」「環境省からの説明会は、市町担当者の間にはいって調整中」
<広域処理に反対・慎重な意見があるということを県、知事もどんどん発信してくれないか。1市民が言うのと、知事が言うのではマスコミ反応違ってくる、と要請>
「情報の裏づけがとれないと難しい点もあるので...」
こういう問題があるとか、この点を確認中とか、いうだけでも出してほしい、と強く要請。全市町の首長と議員にも要請してまわっている、と伝えると、それまでメモを一切とっていなかったのに、急にメモをとりはじめました!市町からのつきあげに弱いんですね。
③武雄市政策部長
議会中ということで、役職のない担当者が対応、ざっと話して、処分場のある地区の区長さんの連絡先を教えてくれないか尋ねました。すると、返答に窮し、部屋を出て行きました。しばらくして、政策部長を連れてきました。
「先方に了解を得られれば、伝える」と。それはそうでしょうね。ただ、うがった見方をすると「市民団体の意見をほどよく聞いておいて」ということだったのかもしれませんが、区長の話が出て、これはちゃんと対応せんばということで部長が急遽出てきたのかもしれません。
④武雄市議会事務局長
「11月の市長のがれき受け入れ表明後、いろいろな意見が寄せられたので、それらを踏まえて議会で決議したところだ。議員でも放射能について熱心にいう人もいた。それらを十分ふまえているつもりだ」
<今回の決議を見たが、放射能問題について国まかせで、11月から市で独自に取り組んだあとが見られない、と指摘>
「がれきの山を見て、なんとしかしたい、それだけです。」
結局、それだけ!と自己暴露。
⑤K市議会議長
安全協定問題、結んでおかないと知事、玄海町長のいいなりで再稼働になるよ、と指摘すると...
「そういう言い方をするのか。鹿島市は鹿島市の立場でやっている。そういうことをいうなら、陳情はこうだ(投げ捨てるしぐさ)」と威圧。
いくつかの問題点を指摘すると、「専門家じゃないからわからない」と逃げる。
そのくせ、「うちは議員も勉強しない、市民がだめだ。みんな関心もたない」と市民批判。
12月に行った時はがれき問題で武雄市長をぼろくそ言ってましたが、その前7月に訪ねた時は「玄海は福島と違う。再稼働いいんじゃないか」とこちらをせせら笑うような人でした。
↓佐賀県の担当者と
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