アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「脆性遷移温度」のブログ記事

みんなの「脆性遷移温度」ブログ


九電交渉─玄海原発1号機の安全に関する申し入れ

2011/11/30 01:34
本日11月29日、10時半から九電との交渉でした。


提出した申入書は下のとおりです。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


平成23年11月29日提出

九州電力株式会社代表取締役会長 松尾新吾 様
九州電力株式会社代表取締役社長 眞部利應 様

    玄海原発プルサーマル裁判の会 代表 石丸初美


玄海原発1号機の安全に関する申し入れ書


玄海原発1号炉は第4回監視試験において、予測を約40_上回る98_という脆性遷移温度が観察されている。

この脆性遷移温度は最新の予測式をもってしても予測できない。したがって、予測できないほど材料が劣化したと考えるべきである。運転を継続するならば、この劣化の原因を究明し、物理的に妥当な基準に改めて運転しなければ、安全は確保できない。

一方、JEAC4201-2007では異常なデータを包含するようマージンを設定すれば運転できることになっている。この措置はデータがばらつきの範囲にあるときに適用できるはずであり、今回のように予測値と大きくずれた場合、予測式は意味をなさないことは明らかである。

JEAC4201-2007の予測式上で脆性遷移温度98_を確認しようとすれば、現在の何十倍もの中性子照射量を浴びなければ98_にはならないし、それは予測式適用範囲から大きく逸脱する。それほどに圧力容器材料が劣化していると考えなければならない。そして、劣化を裏付けるように監視試験の破壊靭性値は大きな低下を示している。

12月、玄海原発1号機は定期点検のために停止する。上記のような劣化を考慮すれば、圧力容器の破壊を避けるため停止作業には細心の注意を払う必要がある。

また、安易な再稼働は許されない。異常な脆性遷移温度が観察された原因を究明し、JEAC4201-2007や維持基準を妥当なものに改定し、審査する必要がある。

「細心の注意を払って、かつ、ゆっくりと時間をかけて停止すること」および
「異常な脆性遷移温度が観察された原因の究明を行い、公開すること」を申し入れる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
申入書終わり


以下、交渉の概要です。


まず12月1日の止め方ですが、12時頃に制御棒などを入れながら、6時間ほど 高温停止状態にして18時に電源を止めてから温度、圧力を下げていくということでした。50度くらいに下げるまで18時間ほど、12月2日の12時くらいです。

途中、176度から28気圧を維持して、50度くらいまで持っていくということでした。98度くらいから28気圧の所が危ないと思いますが。その後28気圧を1気圧まで下げるのはいつか質問していますので、明日改めて回答があると思います。つまり1気圧にならないと安心できないからです。

100度を下がるころから、1気圧になる間が心配ということです。

1気圧になる時点は、今回心配している人達が安心できるかの目安になります。

11月9日の交渉でも返事がなかったのですが、今回も大した回答はありませんでした。

なおA先生から出ていた延性試験(中性子で硬くなると同時に脆くなると引っ張った時に伸びない)のデータを求めています。I課長は前回のことを覚えていて、原子力管理本部に伝えているということでした。

ーーーーーーーーーーーー

今日も別のグループは市町まわりをし、1号機の危険性を訴えてきました。今日で佐賀県内の全市町を回り終えました。なんとか無事に冷却してほしいものです。
記事へブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2


あれから2年、さよならプルサーマル12・2緊急佐賀行動を終えて

2011/11/26 10:48
2011年11月25日は「あれから2年、さよならプルサーマル12・2緊急佐賀行動」でした。
※2011.11.28更新


画像

画像


25日に行ったデモの前に、知事に要請文を提出し、そして11月21日に提出していた質問に対する回答を要求しました。

まず、@県庁に入ることを拒否され、A2時半からの約束の時間を原対課で勝手に3時から15分のみに設定され、Bそして25日には回答をいただく約束をしていた質問には「後日回答します」の返事以外は全くダンマリの2時間でした。
新聞記事では「紛糾した」だけしか書かれていませんでしたが、私たちの憤りの2時間がありました。

下部に記載の「県との質疑書」を見れば分かると思いますが、ほとんどがYes,かNoの質問でした。(主に2と3を要求しました。)
交渉のときの「国が安全だと言ったから・・・」の回答は聞き飽きましたが、1000歩譲って、それならば堂々と「国の安全性を信じていたからそれらのことは必要がないと判断し、“要求しませんでした”とはっきり言えばいいことです。それが言えないというのは何故なのかまったく分かりません。ただ事実を言えばいいのですから。

3は、1号機の定期検査のことがあるため、かなり追及しましたが、ダンマリを通されてしまいました。
そして「後日回答」の「後日」はいつになるか、12月1日の前なのか、あとなのかも、ダンマリです。

この回答を得るために「2時間」かけて話してもなお「ダンマリ」を通した原対課が私たち市民の唯一の窓口なのだ、と再確認し、絶望を味わいました。

書いていると憤りがまた込み上げてきますのでここらで止めますが、どうぞ質疑書をご覧になってください。これを自分の選挙区の議員に持っていき「どうにか回答を引き出してくれ」と話に行こうかと思っています。12月1日まで日がありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

以下、会員のブログより引用します。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

腐りきってる、佐賀県庁。
1号機脆性劣化問題での佐賀県への要請行動とデモ行進やってきました。
平日でしたが、仕事・家事・育児・介護の都合をつけて60人もの人が集まりました。
県庁は7月以来の「封鎖」で県民が締めだされました。外の門に検問所をつくり、建物入り口で警備員を何十人も動員。私服警察も多かった。

玄海1号機が爆発する危険性があるという指摘が専門家からなされてきたのに、
7月頃大きく報道もされて、まだ時間の猶予があったのに、
すべて情報を公開して、脆性遷移温度が急上昇した原因をつきとめて、専門家にも相談した上で、慎重に止めよと言ってきたのに
とうとう何もやられずに、一番危ないといわれる定期点検による停止、12月1日が目前に来てしまいました。
4日前に提出した県への質問書の回答を課長は言いました。
「後日、文書で回答します」
「国は安全と言っています」
フザケルナ。

専門家と危険と指摘された問題に何も対処しない九電、国、そして佐賀県。
3・11後も、「やらせ」発覚後も何も変わらない。
福島の人々への冒涜です。県民を国民をなめきってます。

仲間の一人は「事故が起きたら責任とると、証文を書いてくれ」と涙流して訴えました。
怖くて、不安で、すでに避難を準備している人もいます。
福島や関東から、放射能から子どもを守るために佐賀、九州に避難してきた人に、またも苦渋の思いをさせています。
本当に腹立たしい。ふざけてます。情けない。

この1週間、県内全市町への要請行動で脆性問題が新聞、テレビにも取り上げられました。
昨日の要請行動も取材陣は最後までいてくれました。事前告知まで丁寧にしてくれた新聞もあります。
記者さん達の多くは、あまりに酷い古川県政に批判的で、私達に共感してくれています。
九電は1号機の停止日を「2日前に発表する」と言ってきたのを、1週間前倒しで発表せざるを得ませんでした。
これらはみな仲間達との運動の成果です。「脆性劣化問題」という難しい問題を、私達の側にいる専門家と一緒になって、素人なのに徹底して勉強して、腰の重い行政を動かすべく粉骨砕身してきた仲間を誇りに思います。

9月11日、10月21日に続いて、街頭デモ行進もやりました。みんな、よくやるよね〜
高校生の娘さんを連れて参加した女性は初めてマイクでシュプレヒコールの音頭をとって、最後、感極まっていましたが、後でメールがきました「やみつきになりそうです」。よしよし。
でも、デモなんかしなくてすむような社会にしなければ!

自分達のことは自分達で守るしかない。
覚悟をもって行動する人を1人でも増やしていくこと、です。
行動から、一晩経って、気を静めて書きました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下は事前に(21日)提出していた質問書です。25日に回答するよう求めていましたが、この日回答はなく、「後日回答する」と。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

質問書
古川 康 様
2011年11月21日(月)提出

玄海原発プルサーマル裁判の会

12月1日に玄海原発1号機が定期検査に入る予定です。1号機の脆性遷移温度が98度と予想を超える温度になっていて、日本一危険な原子炉と言われています。
定期検査で止める時も危険だという専門家の指摘があります。

ここでは、この問題について古川知事に質問します。

1.まず、知事に確認しておきたいのは、原子力安全・保安院は、この問題について関知しない態度を取っています。30年、40年になる時の高経年化評価を行うだけと言っています。また、九州電力は私たちの質問に対して11月9日の回答で、「ミクロ組織解析」などのデータは国に提出していないと答えています。つまり、保安院は、審査するとか検査することはしていないということでいいですか?

2.そうであれば、県民の生命の安全を守る立場にある県は、九電が安全に定期検査で止められるかどうかをチェックする責任があると思います。そこで
 @ミクロ組織解析の資料を要求しましたか?
 A不純物の含有量のデータを要求しましたか?
 B脆性遷移温度が98度と高い理由を聞きましたか?
 C停止時の手順書を出すよう要求しましたか?
 D温度圧力を下げていく時の制限曲線を出すよう要求しましたか?
 E1号機原子力圧力容器の健全性を表す破壊靭性遷移曲線の計算式、計算過程を見ましたか?

3.県でチェックをしていないとすると(できないからか)、元々専門家委員会に諮るようにしていた訳だが、やらせメール問題で県の方で白紙に戻した経緯があります。そうであれば、早急に資料、データを九電から取り寄せ、井野先生たちに検討してもらうように頼むべきと考えます。如何ですか?

4.それをしないとなると、古川知事は、県民の生命の安全は知らない、職責を放棄しているとしか思えません。そういう理解でいいですか?

以上、11月25日に回答を下さい。協議の場も作って下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下は当日(25日)に提出した要請書です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 2011年 11月 25日
佐賀県知事 古川 康 様
玄海原発1号機の安全・慎重な停止と全炉の廃炉を求める要請
玄海原発プルサーマル裁判の会
     代表   石丸初美
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会
     共同世話人   野中宏樹 

 玄海原発1号機は運転開始後、36年を経過中ですが、炉心から発生する無数の中性子が圧力容器の内壁に照射されて圧力容器をもろくする脆性劣化がひどく進行しており、「日本で最も危険な原発である」「止める時が一番危ない」と専門家に指摘されてきました。
もし、圧力容器が破裂した場合、福島では1割しか外に出なかったと言われる放射性物質の10割すべてが外に出て、他の2号機から4号機も連鎖して爆発する可能性が高く、福島の実に10倍以上もの大事故となり、少なくとも大阪までが壊滅すると識者の意見は一致しています。

 私達は、7月に脆性問題の第一人者である井野博満・東大名誉教授を佐賀と唐津にお招きして講演会を行なったうえで、佐賀県に対して専門家会議設置の要請、委員の推薦等を行なってきたところです。
 ところが、貴職は専門家会議の設置をいったんは表明したものの、「やらせメール」問題への対応を理由に白紙撤回しました。まったく理由にならない理由です。
 専門家から指摘された危険性が無視されてきたことが、福島の事態に立ち至ったことを私達は思い知らされました。県民の命を預かる県知事が、何の対策も取らないことは、許されることではありません。

 先月4日に起きた玄海原発4号機の事故においては、根本的な反省と対策がなされないまま、九州電力は地元首長の同意さえも必要ないと言い放ち、地元住民の再開反対の声をまったく無視して、運転再開を強行しました。枝野経済産業大臣は「九電が自主的に判断すべきだ」と何事もなかったかのように再開を容認、貴職も「国が判断したことだから」と追随して容認しました。3月11日以前となんらかわらない国、県、九電の対応に私達は不安と怒りでいっぱいです。

 加えて、 2005年12月25日に開かれた佐賀県主催プルサーマル公開討論会における大掛かりな「やらせ・仕込み」を佐賀県が容認していたことも明らかになりました。この“仕込み”討論会を受けて、貴職は日本初のプルサーマル営業運転にゴーサインを出し、2009年12月2日に3号機で運転が開始されたのです。前提条件が崩れ去った今、プルサーマル運転も即刻中止すべきで再稼働はありえません。

 1号機の前回定検後の稼働開始からちょうど13ヶ月となり、停止するであろう12月1日が迫っています。県民の命を守るために、貴職が職責放棄せず、下記の点についてただちに取り組むことを要請します。

1.九州電力に対して、老朽化により脆性破壊の危険性がある玄海1号機について、停止手順書や停止日時をただちに公表し、専門家の意見も聞き入れて万全の準備で安全に止めるよう、強く求めること。

2.1号機にかかる危険性について、県民ならびに全国民への周知を行うこと。

3.玄海4炉すべてが停止した後、再稼働をさせず、このまま廃炉とすること。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

質問書、要請書のWord版はこちら
記事へナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0


トップへ | みんなの「脆性遷移温度」ブログ

玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 脆性遷移温度のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる